普段は気にもしない大切な呼吸を改善する 2-2 # 75

慣れないうちは、20秒息を続けることが難しいか
もしれません。その場合は無理をせず、最初は 3
秒くらいずつからでも構いません。
少しずつ時間を延ばして、最終的に20秒ずつ、合
計 1分で 1呼吸できるようになるとよいでしょう。
1分呼吸を行うと、自分の呼吸の癖が分かり、質
のよい呼吸が楽にできるようになります。
さらに全身が温かくなる、気持ちが落ち着くとい
った様々な効果を得られるでしょう。
現代人に多い、浅く止まりやすい呼吸は、胸の上
部で行われています。
こうした呼吸では息を体の芯まで取り込めず、体
の前面に散らばるように逃がしてしまっています。
呼吸法を通じて、鼻から吸った息が体の中心を通
過し、腹の底にストンと収まっていく感覚を味わ
ってください。
大切なことは、一時的な訓練で終わらせるのでは
なく、継続的に実践して普段の呼吸の質を高めて
いくことです。
深い呼吸の感覚を繰り返し体に覚えこませること
で、強く、太い呼吸軸が養われ、体の不調も改善
していくことでしょう。
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!