便利で手軽だが危険性はないのか ? 2-1 # 102
今回の話題は電界(電場)と磁界(磁場)
が相互に作用しながら空間を伝播する波「電磁波」
を取り上げます。
「電磁波」の仲間マイクロ波はレ-ダ-などに
用いられてきました。
これを加熱に使用するという着想は全くの偶然
から生まれ、1945年、アメリカのレ-ザ-設置
担当技師がポケットの中のチョコバ-が溶けてい
たことから調理に使う着想となり、1947年、製
品化され発売された。
日本では、1944年、海軍技術研究所と島田実験所
で、マイクロ波を照射して航空機などを遠隔攻撃
するための研究が行われ、初の実験対象はサツマ
イモ!! ちゃんと焼き芋になったといいます。
兵器として実用化されることはなく終戦を迎えた。
1951年、南氷洋で捕鯨した冷凍鯨肉を超音波を照射
して解凍する技術が東京水産大学である程度確立し
ていたようです。
その後改良が加えられて一般家庭向け調理器具と
なる。
「電子レンジ」の日本における世帯普及率は、
1970年代に10㌫、1980年代中盤で40㌫~70㌫、
2000年代から90㌫台。
核家族化と個食に代表され、簡単に冷凍食品や調理
品を温められる二-ズが増大し普及していった。
しかし、その利便性が認められ広く使われているが、
人が生きるために必要な栄養素であるビタミンや
ミネラルが失われる割合で言えば、
電子レンジ 90㌫近く破壊される
ゆでた場合 66㌫近く破壊される
圧力釜では 47㌫近く破壊される
蒸した場合は 11㌫しか失われない。
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!